Webエンジニアがアフィリエイトで稼ぐ

プログラミングやSEOなどWebエンジニアのノウハウを活かしてWebサービスを運営しています。

ロボアドバイザー(ウェルスナビ)に50万円入金した結果【運用成績】

前回の記事でアンテナサイトでの収益を公開しましたが、そのまま現金として持っていたのでは勿体無いので、最近話題のロボアドに投資してみました。 いきなり全額投資するのは不安なのでまずは50万円から始めてみます。

webserv.hatenablog.com

ロボアドバイザーとは

投資家に対し、人工知能を利用して資産管理や資産運用のアドバイスを行うシステムまたはサービス。投資家がいくつかの質問に答えることで、資産規模やリスク許容度を自動的に判定し、分散投資などに関する情報を提供する。 ロボアドバイザーとは - コトバンク

簡単にいえば、入金するだけで勝手にポートフォリオを形成し、人工知能が自動で資産運用してくれるサービスですね。 私は投資経験はありませんでしたが、特に難しいことはありませんでした。

ちなみに私はこちらの書籍を購入して、ロボアドバイザーについて簡単に勉強しましたが、ロボアドを選ぶ際の基準や、各社のロボアドの比較などは参考になりました。
今回は手数料がそこまで高くないのと、海外ETFに投資している点、DeTAXなど独自の機能が色々ある ウェルスナビ(WealthNavi) で投資を始めてみました。

50万円入金してみた結果

まだ入金してから10日ほどしか経っていないですが、成績としては +5620円 。ドル換算では +$71 。円では為替の影響で何度か50万円以下になりましたが、ドルでは順調に収益をのばしています。

f:id:shino5:20180123210126p:plain

投資は長い目で見てあげる必要がありますが、今のところは順調なのでもう少し投資額を増やしてみようか悩み中。

さいごに

アフィリエイトやアンテナサイトの話題からは外れてしまいましたが、気が向いたら今後もロボアドの運用成績報告もしていこうと思います。

ちなみにこれは宣伝ですが、WealthNaviは1/31までに登録すると1000円プレゼントのキャンペーン中らしいので、登録する方はこちらのリンクからどうぞ!
WealthNavi口座開設

アンテナサイト運営状況(2017年)

久々にアダルトアンテナの方の運営状況と、2013年からの振り返り。

運営状況

f:id:shino5:20171220202640p:plain

2013年から現在までのアクセス推移です。2015年頃にPV数はピークを迎え、月1000万PV、収益としては多いときで月100万を超えました。 その後、2016年の後半にアクセスが減ってきてから、アンテナサイトの運営自体は、ほぼ放置状態になっていました。 現在はサーバー代などの経費を引いたら、月数万程度の利益がギリギリ出るかなという状態です。

アクセスが減少した原因

主な原因はいくつかあります。

  • 競合サイト(某巨大アンテナ)の影響
    アクセスの流入元を検索経由に頼っていたため、競合サイトがSEO面で優位に立つと、徐々に検索経由でのアクセスが減っていきました。
    競合サイトと比較して、SEO対策としては、正直そこまで変わらないと思いますが、競合サイトの方がWebMaster向けの管理画面など、WebMasterフレンドリーな機能が多かったため、登録サイトが増え、被リンクの面で大幅に劣ってしまったのが原因だと思います。

  • モチベーションの維持
    副業として、アンテナサイトを運営していたため、一度アクセス数が減り始めるとモチベーションが一気に下がり、次第にサイト承認などの事務作業が滞ってしまいました。副業としてサイトを運営する場合、いかに事務作業をなくし、運営を自動化出来るかが重要だと思いました。

サイトの売却について

途中でサイト売却などのお誘いもいくつかいただきましたが、アンテナサイトを一からスクラッチでコーディングしていたため、引き継ぎなどに時間が掛かるという点と、規模の大きなサイトのため、エンジニアとしての勉強にもなるので手放すのが勿体無いという点で、全てお断りしていました。

また、徐々にアクセス数が減っていたため、アクセスが減るということが分かっていながら、サイトを売却するのに少し抵抗もありました。 ただこれに関しては、今考えると、2016年前半頃に手放すのがベストだったかなと思います。
専業で運営していただける方にサイトを売却した方が、運営次第でアクセス数を回復させることが出来たかも知れません。規模の大きなサイトを運営している場合、exitのタイミングの見極めも重要だと感じました。

最終的にいくら儲かったのか

おそらく、一番気になる部分だと思うので、一応載せておきます。

f:id:shino5:20171220210523p:plain所得税や住民税、経費など全て引いた、約4年間での収益)

さいごに

運営ブログだと、PVが下がってきたら投稿が途絶えるケースが多く、運営状況の一部始終を公開しているブログは少ないかと思うので、今回はあえて今までのPVの推移などを全て公開してみました。

HTTPS(SSL)対応にSEO効果はあるのか

2014年頃にGoogleHTTPSSEOに影響することを発表しました。

webmaster-ja.googleblog.com

具体的にどの程度SEOに影響するのか、検証しているサイトもいくつかありますが、余り効果はなかったけど、将来的にはあるかもよ!くらいで書かれているサイトが多くてあまりピンときません。

seopack.jp

今回、私が運営するアンテナサイトでもSEO対策の一貫として、SSL対応をしたので、私のサイトでも効果検証もしてみました。

無料SSL証明書取得

SSLに対応するためには証明書を取得する必要があります。今までは証明書を取得するためには費用がかかりましたが、2016年から「Let's Encrypt」というサービスが始まり、コマンド一発で簡単に無料のSSL証明書が取得できるようになりました。「Let's Encrypt」について解説しているサイトは沢山あるので、この記事では証明書の取得方法等の解説は省きます。

letsencrypt.jp

HTTP/2対応

一般的にSSLSSLハンドシェイクの分、サーバ負荷も高まり、通信が遅くなります。そのため、今回は通信速度改善のために、HTTP/2対応も一緒に行いました。HTTP/2ではヘッダの圧縮や接続の多重化などでHTTPに比べて接続速度が改善されています。HTTP/2に対応できるのもSSLに対応するメリットになります。特に画像が多いサイトでは接続の多重化により、接続速度改善が期待できそうです。

SEOへの効果

Google Search Consoleでの比較

Google Search ConsoleはHTTPとHTTPSサイトを別々に登録する仕様なので、HTTPとHTTPSでの同じ期間での検索ボリュームを比較しています。 ちなみにSEO対応したのは6月ですが、Google Search Consoleでは過去90日分までしか閲覧できなかったので、7月〜10月の期間のグラフです。

HTTPサイトのGoogle Search Console(7月〜10月の期間) f:id:shino5:20171019003149p:plain

HTTPSサイトのGoogle Search Console(7月〜10月の期間) f:id:shino5:20171019003156p:plain

SEO対応したのが6月で、しばらくは、HTTPの表示も残ったままですが、9月頃から一気にHTTPの表示回数が減少し、HTTPSの表示回数が徐々に増加しています。それと同時に掲載順位も徐々に増加していっている。3ヶ月間の平均掲載順位ではHTTPに負けていますが、9月以降だけで見ればHTTPSの平均掲載順位の方が高くなりました。

PV数での比較

f:id:shino5:20171019003036p:plain グラフはサイト側で記録しているgoogleからのアクセス数の推移です。

6月初めにSEO対応してからも徐々にGoogleからのアクセスは減少していたので、HTTPS対応の効果は無いという結論で終わるところでしたが、Google Search Consoleのグラフと同じように9月頃から徐々にアクセス数が増加し、今ではHTTPS対応前のアクセス数よりも増えました。
(8月頭頃にアクセス数が急減しているのは多分障害かな。気にしない。)

SSLの落とし穴

ここまでは良いことづくしのSSLですが、勿論良いことばかりではありません。アンテナサイトをSSLにする上でのデメリットを上げてみました。

ブラウザの仕様でhttpsからhttpのページにはリファラを送ることが出来ません。httpsもリファラを送信することが出来るmetaタグも存在しますが、現時点では対応していないブラウザも多く、リファラを送れないとアクセストレードが成立しないため、アンテナサイトでは致命的です。
今回は常時SSL化は諦め、アクセストレード先にアクセスを送る際のクッションページのみhttpで作成することでこの問題を回避しました。

  • ASP、アドネットワークがSSL非対応

比較的最近のASPではSSLに対応していますが、広告代理店が独自に作ったネイティブ広告やブログパーツ型のJSなどはSSLに対応していないケースがあります。ただし、標準では非対応ですが、個別に連絡すれば対応して貰える代理店も存在するので、ここは交渉次第です。

  • httpのリソースを読み込めない

httpsのページ内でhttpのリソース(画像、CSS、JSなど)が存在する場合は、混在コンテンツと呼ばれ、読み込むことが出来ません。アンテナサイト側で画像やJSなどを全て持っている場合は問題ありませんが、他サイトの画像を直リンクしている場合は、他サイトがhttpsに対応していない場合は読み込むことが出来ません。また、アダルトブログをSSL化する場合でも、SSLに対応していないアンテナサイトのブログパーツ等は表示することが出来ないので注意が必要です。

表示速度比較

f:id:shino5:20171019131441p:plain

ついでにHTTPS対応の対応前後での表示速度も比較してみると、HTTPS対応後のほうが若干表示速度は遅くなっていました。ただし、HTTPS対応に伴い、サーバ移行等もしているので、本当にHTTPS対応で遅くなったのかはよく分かりませんでした。

まとめ

6月からHTTPS対応以外のSEO対策はしていないので、今回の結果を見る限りでは、HTTPS対応のSEO効果は少しはありそうでした。具体的には私のアンテナサイトでは、平均掲載順位が1位上がるくらいのSEO効果でした。また、効果が見えてくるまでに3ヶ月以上かかったので、効果検証は長い目で見て上げる必要がありそうです。HTTPS対応で一気にアクセス数が倍になったりはしませんが、少しでもアクセス数を増やしたいならHTTPS対応しておくのはありかも知れません。