2chアンテナ運営状況(2019年3月)
2019年3月の2chアンテナ運営状況
アクセス状況
先月と比較するとユーザ数は少し減少しているでしょうか。
それでは他の項目について比較するとどうでしょうか。
ユーザは減少していますが、対して、ユーザ辺りのセッション数や滞在時間、直帰率などはどの項目も改善しているように見えます。
こちらはGoogleアナリティクスではなく、Googleのデータポータルで独自に集計した結果。 それぞれPV数、記事収集数、PV-Outの数(0でPV=Out、マイナスの場合はOut>PVの状態)です。 PV数はアンテナサイトに登録しているサイト以外からのアクセスはカウントしていません。
データポータルのグラフでは、PV数が増えた日は、PV>Outの状態になり、アクセスを返せていないことが分かります。 これは恐らく、騙しリンクや不正な方法でアクセスを送るサイトなどが、一時的にアクセスを送ってきたために、全体的なPV数が上昇したように見えたのだと思います。 3月後半になるにつれて、archived(記事収集数)が減少していますが、これはそういった質の低いサイトや不正サイトの記事を収集しないように修正を入れたためです。
それによって質の高いサイトにアクセスを送れるようになり、3月からはほとんどの日で貰ったアクセス以上のOutを返せていることが分かります。 直帰率や滞在時間の改善もこれによるものです。
質の低いサイトの削除
今月は、質の低いサイト、具体的には、コンテンツが乏しかったり、アクセスを送っても返してくれないサイトの記事を収集しないようにアンテナサイトのプログラムを修正しました。またPV数だけ追って、その中身まで見ていないと、JavaScriptなど不正な方法でアクセスを送ってくるサイトに気付かなかったりするので、細かくサイトの中身まで見て、質の低いサイトを選別していくことが重要です。
SSL対応
今月はSSL対応もしました。最近はSSLに対応するブログも増えてきていますが、metaのreferrerを設定していないサイトも多く、SSL対応をしていないと正しくリファラを受け取ることが出来ません。こちらから連絡をすればreferrerタグを設定してくれるサイトもあるのですが、いちいち連絡するのも面倒なので、アンテナサイトとしてもSSL対応することにしました。
SSL対応しているサイトで、アクセストレードをメインにしているサイトは、上記のタグを埋め込まないと正しくアクセスをカウントされないので注意が必要です。
さいごに
先月よりもPV数は減少しましたが、トータルで見ると先月よりも状況は改善していると言えるのではないでしょうか。 アンテナサイトはPVだけではなく、Outも重要です。Outが増えたことで、こちらから新たなサイトにもアクセスを送る余裕ができ、少しずつ大手サイトとアクセストレードを行うことができるようになります。
そのためには、Googleアナリティクスを眺めるだけではなく、BigQueryやデータポータルなどと連携して、その他の数値もウォッチしていく必要があります。